この世界の片隅にを観ました
僕の好きな人で、社会学者の宮台真司先生が、ラジオで話していたのを
切っ掛けに観てみました。
作品を好きになった人たちで資金をあつめる
クラウドファイティング方式で作りあげた作品です。
作品の中にでてくる、「呉(くれ)」の街並みや
人々の暮らし、空襲の時刻や被害範囲など
きちんと調べ上げたもので、この時代を
忠実に再現しているんです。
これは、制作ドキュメント的な動画で観たのですが
当時の写真の提供をしてくてた人がいたんです。
写真には、父親、母親、その人と、妹
4人が映っています。
んで、そのひとの父親が当時、床屋さんを営んでいたんですね。
広島の町で。
でも、「原爆」で町が壊滅してしまい、お店も壊され
家族は、今も行方不明なんですと、説明するんです。
それで、なんと作品のなかで再現された当時の広島の
街並みの中にその行方不明になった3人の家族が
原爆で失われたお店の前で談笑している姿まで
再現しているんです。
その家族だけではなく、主人公たち以外に
登場するセリフもない街並みの中に出てくる
人たちも確かにその時代、その場所にいた
人たちとして、描かれているので
当時を知る人たちは、「あの時代の広島を
リアルに再現している」と高い評価をしていました。
この作品は日本だけではなく世界50か国で上映されたのですが
中国の映画サイト中国の映画情報サイトMtime时光网ですごい的を得ている事を言ったいたので、載せておきます。
「結局のところ、罪と罰や善と悪についての歴史的結論はこの映画が語りたいことではなく、この映画の物語にあるのは政治化された視点ではなく完全に市民の視点である。歴史の節目に道徳上の判断を下すのではなく、普通の人々の情感と悲劇を真に表現するものである」
(wiki参照)
失礼を承知で書きますが、中国の方がこのような見方をしてくれたのは意外でした。
町山智弘さんがラジオでこんなことを言ってたんですが
(町山)たとえば、ミック・ラサール(Mick LaSalle)というサンフランシスコ・クロニクルの映画評論家は「玉音放送を聞いた後にすずさんがものすごい怒りを表現するのがわからない。これだけ辛いことがあったのだから、他の人のようにホッとすべきなんじゃないか?」っていうような感想を述べていて。やはり、見方がまだ浅いんですよ。映画評論家でも。1回しか見ていないからだと思います。
と話し、文化圏や歴史認識の甘さで見方がちがう・理解度が変わってくるという意味で、1つの映画を引き合いに
話してくれてています。
(町山)たとえば昔、『ミツバチのささやき』というスペインの映画がありました。フランコ政権時代の映画です。あの映画は世界中の人が感動して。日本の人たちもみんな見に行きました。でも、本当の意味は誰も理解していませんでした。あの映画はフランコ政権下で自由な表現ができなかった映画人たちが、フランコ政権下におかれた自分たちを1組の親子にたとえて描いた物語だったんですね。非常に政治的な内容だったんですけども。
とはなしていました。
歴史の認識一つで見方が違ってくるのは
面白くもあり、ものすごい怖い
事だとおもいました。
さいごに
「この世界の片隅に」
のエンディングロールは、2種類あります
1つは、監督や原作者などの製作者の方々の名前
2つ目は、クラウドファンディングに参加した
人たちの名前
でわかれています。
最後まで、楽しめる作品でした。
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